さくら総合歯科よりご挨拶

三重県四日市市のさくら総合歯科(以下、さくら総合歯科と略)子ども部門は、
学童期に対しては 歯を抜かないこども矯正と虫歯予防、健康な足の育成
乳幼児に対しては 口腔育成(良い歯ならび・かみ合わせの育成) と虫歯予防、健康な足の育成
に特化した三重県四日市市の歯科医院(歯医者)です。
おとなの治療については、別途「 さくら総合歯科 おとな編」 のホームページをご覧下さい。
(本HPでは、「歯ならび・かみ合わせ」を以後「歯ならび」と略します。)

増えている歯ならびの異常

はじめに

近年、歯ならびの悪い子どもが増えていることに、多くの小児歯科医は気付いています。
歯ならび・かみ合わせの異常は“病気”
です。
もし歯ならび異常が遺伝であれば、増加するはずはありません。
つまり、歯ならびが悪くなるのは、『遺伝』ではなく『生活習慣・生育環境』などが原因である、と考えられるようになってきました。
{はじめに}

歯を抜かないことが大切!

従来あごの成長が止まってから治療することが標準的でした。そのため、歯を抜いて歯が並ぶスペースを確保する必要がありました。
歯を抜くと短期間に治療が出来るメリットもありますが、近年呼吸に悪影響を及ぼす可能性が指摘されるようになり、歯を抜かない矯正方法を取り入れる歯科医院が増えてきました。
歯を抜いた影響はすぐに症状として現れることもありますが、多くの場合は成長期を過ぎてから徐々に現れるので、矯正治療期間中しか診ていない歯科医師はその影響に多くの場合気付いていないようです。
詳細は、本サイトの中で説明しています。

いつからどのように治療?

今までの治療

従来、歯ならびの治療は
『永久歯が生えそろってから、つまり歯ならびが悪くなって、しかもあごの成長が止まってから』
治療するのがスタンダードでした。
しかし、よく考えてみて下さい。
「悪くなるのを待ってから治療する」のでは、遅いと思いませんか?
どんな病気でも、悪くなりそうなときに見つけて、悪くなる前に改善する方がより健康になることは、普通に考えればわかるでしょう。

 

例えば、糖尿病はなってしまってからではどんなに頑張っても元には(健康なときの状態)には戻りません。
そして、薬を飲んでも悪化を防げません。そもそも病気になった原因を改めなければ、やがて合併症に悩まされたり、寿命を縮めることになります。

 

歯ならびも、一旦治ったとしても、原因が治っていなければやがて再発します。
私(さくら総合歯科院長)の弟は永久歯が生えそろった頃に4本の歯を抜いて矯正治療をしましたが、40年以上経過した今、歯ならびは非常に悪くなってしまいました。
{今までの治療}

小児歯科医が歯ならび異常を問題視している理由

歯ならびの問題は、実は見た目のみならず一生の呼吸に影響する可能性があることが示唆されています。
あごの成長が止まってから歯を並べても、呼吸の問題は改善しません。それどころか、かえって呼吸に問題を生じた症例報告もあります。
呼吸の改善のためには、あごの成長が止まる前に歯を並べておく必要がある、と さくら総合歯科では考えています。

治療開始はいつから?

顎が成長している間には生活習慣の改善や装置の力を借りて顎を成長を促すことが可能です。
あごの成長(特に上あご)は、永久歯が生え揃う頃には止まります。それまでに歯を並べるためには、出来れば永久歯が生え始める前から、遅くとも下の前歯が永久歯に入れ替わり始めた頃には開始する必要があります。
{治療開始}

どうやって治療?

三重県四日市市のさくら総合歯科では、マイオブレイスを中心に、顎顔面矯正・3D装置を併用した「ハイブリッド矯正」を用いてこどもの歯ならびを治療します。
{どうやって治療}

ベロの部屋

歯を抜いて並べると、当然ながらお口の中が狭くなります。
呼吸を重視した治療を行っている著名な歯科医師は、歯の並んでいる内側のスペースを
「ベロの部屋」
と呼んでいます。
ベロの部屋が狭くなれば、舌は のどの方向に押し出されることにより気道が狭くなり、それが呼吸に悪影響を与えると考えられています。
この「ベロの部屋」を狭くしないで歯を並べるためには、上あごが成長しているうちに、成長を促すことが必要です。

ベロの部屋を広くする方法
ほんの少し広くする場合

食生活をはじめとした生活習慣の改善でも、時間をかければある程度広くなる場合があります。
ただ、5歳以降では、上あごを拡大する何らかの装置を使用することがあります。
{食生活}

しっかり広くする必要がある場合

この場合は上あごを拡大する装置を必ず使用します。

ベロの部屋を確保してから歯を並べる

ベロの部屋を確保すれば、同時に歯の並ぶスペースが出来ます。そのあとで、マイオブレイスなどを使って歯を並べます。

歯ならび異常の影響

歯ならびが悪いと見た目が悪くなることは、どなたでもご存じだと思います。
しかし、かみ合わせについては、その影響についてあまりご存じない方が多いようです。
かみ合わせの善し悪しは、上下の歯が理想的にかみ合っているかどうかで決まります。
したがって、上下の歯ならびがよくても、その位置関係が悪ければ、かみ合わせが 『悪い』 ことになります。

 

歯は噛むための臓器であるとともに、姿勢を保つにも重要な役割を担っています。
歯ならび・咬み合わせが悪いと、下に示すような様々な問題が起こります。
{歯ならび異常の影響}

歯ならび・かみ合わせが悪いと起こりうる症状

・ 呼吸に悪影響を及ぼす。
・ 歯磨きがしにくくなるので、むし歯や歯周病になりやすくなる。
・ 歯が割れやすくなる。
・ あごの関節に負担がかかり、突然口が開かなくなったり、開いたときに強い痛みの出る 『顎関節症』 という病気になる。
・ 睡眠時無呼吸症候群になりやすい。
・ 顔つきが変わってしまう、顔がゆがむ。
・ 心理的に影響を及ぼすことがある。
・ 噛む力が弱くなる。
・ 発音に悪影響を及ぼすことがある。
・ 咬み合わせが原因で、姿勢が悪くなったり、肩こりが起こる。  これにより、時に日常生活に重大な影響を及ぼす場合がある。
・ 胃腸に悪影響を及ぼすことがある。

歯を抜かずに矯正をしたいとお考えの親御さんへ

歯ならびは、必ず小学校低学年までにご相談下さい。
ひどくなってからではなく、少しでもおかしいと思われたらすぐにご相談下さい。
ひどくなったお子様に弟や妹がおられたら、必ず一緒にご相談下さい。

ひょっとすると自然に治るんじゃない?

乳歯は3歳になると、俗に言う「すきっ歯」になるのが本来です。
一見歯ならびが良くても、乳歯の間にすき間がなければ、永久歯が生えるにはスペースが足りません。
ましてや、乳歯の段階で歯ならびが悪ければ、ほぼ確実に歯ならびは悪くなります。
{すきっ歯}

もう少し様子を見ましょう、はあり得ません

専門家が少しでも問題を見つけたら、すぐに対応することが、お子様の健康に必ずつながります。
『もう少し様子を見ましょう』
と歯医者で言われたお子様も、とりあえず一度ご相談下さい。
ほとんどのお子様が、少しでも早く矯正治療を開始した方が良い理由をご説明いたします。
{矯正治療開始時期}
さくら総合歯科は三重県四日市市の歯医者ですが、三重県では菰野町・鈴鹿市・亀山市・桑名市・いなべ市・津市・名張市・伊賀市・松阪市・北牟婁郡、三重県外からは愛知県・大阪府など、幅広い地域から矯正治療・歯周病治療などにご来院戴いております。

お知らせ

内容を全面的に見直し

2024年6月 矯正専用サイトとして、本HPを開設いたしました。