V kids

Vキッズは口腔機能育成装置です。この装置は一時的に使用する物で、それをきっかけに健康的な発育を促す目的で使用されるものです。
歯ならびの治療目的で使用するものではありません。
治療を嫌がる子どもたちに前向きになってもらうきっかけとして、さくら総合歯科ではたまにこの装置を使用します。
今は亡き歯科医師目良誠先生が、子どもたちの体の機能の退化に気がつかれ、その改善に使用されたのが始まりです。
目良先生は歯科医師としては変わり種で、普通の歯科診療を行わず、発展途上国で恵まれない子どもたちと長い間接しておられました。
生きるか死ぬか、厳しい環境下で力強く育つ子どもたちを目の当たりにしてきました。
そんな、他の歯科医師には真似の出来ない貴重な経験をされた後、日本に帰国し、日本の子どもたちの体の機能が昔に比べて劣ってきていることに気付かれました。
その改善のために考案されたのが、口腔育成装置「Vキッズ」です。
Vキッズは矯正装置ではありません。あくまで口の機能を改善する装置で、就寝時のみ装着します。
口腔育成に使うVキッズ

どんな効果があるの

Vキッズを装着したお子様の保護者がよく言われることは
「いびきをかかなくなった」
と言うことです。
つまり、就寝時の呼吸が改善されるのです。
ところが、装着の効果はそれだけではありません。多くのお子様は、姿勢が改善されます。
なぜ姿勢がよくなるかは証明されていませんが、歯科医師の間ではおそらく呼吸の改善によるのでは、と考えられています。
Vキッズ Vkids永久歯が生える前に使うことにより、お子様自身の成長する力を引き出します。
現代の子どもたちの多くは、お口の中が狭くなっています。歯の内側には、生きていく上で極めて大切な「舌」があります。
その舌が収まるべきスペースは、「ベロ(舌)の部屋」と考えることが出来ます。
ベロの部屋が狭ければ、舌は後下方に押し出され、気道を圧迫します。
起きているときは頭の位置を調節することで対応しますが、その結果姿勢が悪くなります。
仰向けに寝ていると、舌が重力で沈下し、気道を狭くします。
その結果いびきをかいたり、ひどいと「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」になることさえあります。
呼吸の状態が悪化すれば
・ ボーッとしている
・ 落ち着きがない
・ 寝起きが悪い
などの多様な症状を示します。
Vキッズを就寝時に使用すると、「ベロの部屋」が広くなり、舌が楽になり、呼吸の改善により上のような症状が軽減される場合があります。
また、運動機能・理解力・発音などにも好影響を与える場合があります。

子どもの運動機能不全症

近年、ベテランの保育士さんが「今の子どもたちは何かおかしい」と危機感を持ち、熱心な保育士さんはその改善のため、色々な講習会に参加されています。
ロコモティブシンドローム(略してロコモ)とは、加齢に伴う筋力の低下や関節・脊椎の病気、骨粗しょう症などが原因で運動機能が衰えることを言いますが、近年子どもたちがこのロコモと同様の症状を示すことが問題視され、ニュースでも取り上げられています。
Vキッズは、子どものロコモの改善にも一役買います。

 

Vキッズに関しては、VkidsのHP を参考にして下さい